夜空は静かで、星たちはささやき合っていました。
その中に、ひときわ明るい光が流れました。
Twibby はその光を見ていました。
「今のは…月のかけら?」
森の奥から、かすかな光がもれていました。
胸の奥がぽっと温かくなって、Twibby は歩き出しました。
足元の落ち葉がかさりと鳴り、風がやさしく通り抜けます。
Twibby は少しこわかったけれど、勇気を出して進みます。
やがて、小さな湖のほとりにたどり着きました。
そこに…金色に光る欠片がありました。
Twibby はそれをそっと拾い上げました。
「これが、月のかけらなんだね。」
ほんのりと光るその欠片が、Twibby の胸を照らしました。
Twibby は月を見上げて、静かに願いました。
「いつか、きみに会えますように。」
次の夜、旅がはじまります。